1.はじめに
モルタルとは何か?
モルタルは産業廃棄物である。
燃えないゴミで捨てるのは条例違反であり、排水溝に流したら排水不能になるヤバイ物質である。
一度作成すると、ガッチガチに硬化するため、破壊は困難を伴う。
何が言いたいかと言うと、施行の都度、必要な量のみ作りましょう。余らないように。
である。
私の場合、40cm×40cmの型枠にピッタリ収まる量が理想だ。
2.分量について
さて、どうやって測るべきだろうか?細かく調節できるだろうか?
結論として、(私には)無理だ。
なぜならば、面倒くさいからだ。
よって、小さめの箱に掬って分量を計測することにした。
箱に川砂12杯、セメント4杯。とかそんなノリである。
(水は目分量)
箱はDAISOで買った15cm×8cmくらいのヤツを使用。選定理由は「部屋にあったから」に尽きる。
▼砂用
▼セメント用
ここでポイント。
砂用とセメント用の箱は絶対に分けましょう。
勿論掬うためのスプーン的なものも。
ホームセンターに売っている「砂」は結構な水分を含んでいるため、砂用に使った箱をセメントの袋に入れると硬化が始まります。
これらの箱を使って、砂を12回掬って、セメントを4回掬えば、だいたいコンクリート型枠1.5個分のモルタルが作れます。
砂(川砂)を12杯
セメントを4杯
※今回川砂なので比率は1:3
なお、セメントをトロ舟に入れるときは、ゆっくり優しく低い位置から入れましょう。舞います。
セメントはヤバ目の物質なので、吸わないことを強くお勧めします。
3.混ぜ方について
まずは水を入れずに砂とセメントを混ぜ合わせます。(から練りと呼ぶそうです)
いくつかのブロックに分けて、ちょっとずつ混ぜます。
一気にやると、背筋とハムストリングへの負荷が大きく、もはや筋トレになります。
筋トレ後はタンパク質を取りましょう。
ちょっとずつ混ぜる
混ぜ終わり。片方に寄せます。
次は水を入れて練ります。(これでモルタルになります)
水は一気に入れない方が良いです。
こんな感じでちょっとずつ入れて、ちょっとずつ練ります。
まずは空いてる場所に少量の水を入れて
ちょっとずつから練りした部分を崩しながら混ぜます。
モルタルは水が多すぎると、「材料(砂とセメント)を追加するしか手立てがなくなる」ため、ちょこちょこ追加するのが吉です。
その日の湿度と、砂自体に含まれる水分によって水の量は変わるので、見た目と感触で判断する必要があります。
また、水を少量足して、ちょっとずつ崩して練る。
上記を繰り返します。
こんな感じが仕上がりイメージです。
(なんか、味噌の硬さをイメージすると良いらしい)
この様にちょっとずつ混ぜれば、力が弱めの方でもモルタルが練れると思います。
ただし、金象印をのシャベル自体が重いので、小さいスコップ等で少量ずつ混ぜると良いかと思います(時間が掛かりそうですが)
4.モルタルが余ったら
このように、トロ舟の中等でブロックにしてしまいましょう。
型枠が設置できない部分で使えます。
なお、足りない分は追加でモルタルを少量作ります。
↓砂12 セメント4で型枠1.5に満たなかった例(1.47くらいだった。残念)
トロ舟の隅っこでモルタル追加生成
水加減注意
完成
いい感じに1.5に…ならずにちょっと余った。。。。。
5.モルタルが更に余ったら
自宅内の、なんだかよく解らない部分をモルタルで埋めます(笑)
今回の産業廃棄物処理場。
↓一箇所だけ凹んで、落ち葉も溜まるし掃除もし辛い最悪の空間。
ちょっとずつ埋める予定
6.冬期モルタル工事
モルタルの施行条件の一つとして、外気温が挙げられます。
3℃以下の場合は、施行を避けるように注意喚起が出ています。
現在の外気温は0℃〜10℃程度であり、朝は1℃〜3℃と低温な感じですが、日中は概ね8℃くらいまで上がるので、気にせずに施工しています。
用途として、掛かる最大荷重は私の体重程度なので、気にしないことにしました。
もし割れたら、その部分だけ手直しできますしね。
7.使っている道具類
以下の投稿をご参照ください。
https://montesma.hateblo.jp/entry/2024/01/28/131221